■ 対人賠償
歩行者、同乗者、または他の車に乗っている他の人に対して法律上の損害賠償責任を負った場合、ケガをさせた、なくなってしまった場合、自賠責保険(強制保険)から支払われる保険金額を超えた場合適用されます。
・ケガに対する賠償の場合、自賠責保険の限度額は被害者1人につき120万円なので、超えた場合適用されます。
・後遺障害に対する賠償の場合、自賠責保険の限度額は被害者1人につき最高4,000万円なので、超えた場合適用されます。後遺障害の場合は1~14等級によってその賠償額が変動します。
・死亡に対する賠償の場合、自賠責保険の限度額は被害者1人につき3、000万円なので、超えた場合適用されます。
※これらの中には、治療代、慰謝料、休業損害などを含めた総合計の金額です。
つまり、賠償額が、自賠責保険での限度額内であれば、任意保険を使うことなく自賠責保険から支払いが行われます。
但し、年々賠償額は高額となっているので、絶対条件として「無制限」の保証内容を選択することは絶対条件です。万が一、自宅の車で加入している保険内容が「無制限」でない場合は「無制限」変更するまで危険ですから乗らないでくださいね。
例えば、「保険代を安く抑えたいから対人賠償は2億円で十分でしょ」そんなことはないんです。相手次第では足りなくなるでしょう。
例えば、超有名なタレントや、ハリウッドスターの車に追突し、不幸にも相手が亡くなってしまった場合、生涯年収などから計算してきっと足りなくなります。
また、3台、4台の玉突き事故を起こしてしまったら、どうします。相手は複数人ですよ。