第2段階の教習効果を確認するために、第2段階みきわめというものがおこなわれます。
ここでは、第2段階みきわめにおけるポイントについてお話ししていきましょう。
その前に15章「特別項目」についてご紹介します。敢えて何というのがないのでこちらで簡単にお話しすると、ここでは地域の特性に合わせた内容の教習をやるので教習所によって実施内容が違います。
山道運転や雪道運転などや特殊な駐停車などについて教習を受けることになります。例えば首都高での教習をやったり立体駐車場での駐車など。今までやってきた事の応用的なことをやるのでそんなに心配することではありません。
第2段階の目標がクリアできているか
第2段階みきわめにおいては、これまで学んできた第2段階の目標がクリアできているかというところが見られることになります。
具体的には、道路や交通の状況を的確に読み取った上で危険を予測した運転ができるかどうか、他の交通に気を配りながら法的に問題のない走行ができるかどうか、自主的に走行経路を設定し他の交通に気を配りつつも主体的な運転ができるかどうか、交通の状況に応じた適切な方法で方向変換や縦列駐車をはじめとしたことができるかどうかといったところが見られることになります。
これまでの技能教習で学んだことが理解できているかどうか、実践できるかどうかという部分を見ていくのです。これまでの技能教習でのそれぞれの目標というものを改めて思い出していきましょう。今までやってきたことの総復習になります。
みきわめは最終確認の時間でもある
これまで習ってきたことを理解し、実践できるかどうかを見られるわけですから、どうしても試験のように感じてしまう方もいるかもしれません。
しかしながら、みきわめは試験ではありません。そのため、そこまで気負う必要はありません。むしろ、今まで習ってきたことを最終確認するための時間でもありますので、わからないことがあれば積極的に質問していくべきですし、わかるまで教えてもらうべきなのです。
この第2段階のみきわめが終わると次はいよいよ卒業のための卒業検定ということになります。
ただ、このみきわめにおいてあまりにもわからない部分が多すぎる方、同じところで同じ間違いを繰り返してしまう方というのは、NGが出てしまうこともあります。
もちろん、最初からやり直しというわけではないのですが、延長教習を受けることになります。みきわめは最終確認の時間でもありますが、それはあくまでもある程度の理解があっての話です。
何もわからないような状態では確認すらすることもできませんので、みきわめの時間をむかえるまでにしっかりと理解し、身につけておくことが大切です。
試験ではないものの、NGが出れば延長教習になってしまいますので、気を抜き過ぎず、緊張しすぎず、これまでの経験を思い出しながら普段通りの自分で進めていけるように頑張っていきましょう。