技能教習第1段階の7章では目標に合わせた停止について学習します。
「予定した位置に車を停止させることができる」ということが第7章での目標になります。
当然ですが、目標に合わせて停止できなければ追突してしまいますね。
例えば前方の信号機が赤信号でした。当然止まらないといけません。
その際に前方車両の後ろに止めたいけど目測を誤って追突してしまった。。。ではしゃれになりませんよね。なので、しっかりとあなたの運転する車両を止めたい場所に止めることが大切です。
発着点への車の止め方について
発着点への停止においては、停止目標にできるだけゆっくりと近づき、ブレーキを優しく踏み込みながら停止するようにしましょう。
合図を出し、ミラーと目視で確認したら、進路変更をし、目標位置に合わせるように手前からゆっくりと速度を落として、ゆっくりと近づいて停止するようにしましょう。
道路の縁石にぶつけたり、乗り上げたりしないようにしつつ、どれくらいの間隔で寄せていけばいいのか自分なりに感覚をつかんでいきましょう。
これは何回も練習が必要になってきますので、失敗が続いても「失敗して当たり前」くらいの気持ちでチャレンジしていきましょう。
ただ、焦らずにゆっくりとしていけば確実にできますので過度に不安を抱える必要はありません。
合宿免許の試験においては、停止目標に車の先端が30cmの誤差範囲で停止しなければ5点減点になります。
また、道路の側端に30cm以内に寄せて停止しなければ、5点減点となってしまいます。
基本的に、停止目標から離れすぎている、道路の側端から離れすぎている、停止目標には車の先端がそろっているものの車の後ろが道路側端から大きく離れているといった形での止め方はよくありません。
よくある失敗パターンになりますので、このような止め方にならないよう気を付けていきましょう。
特に前方の停止は今後たくさん出てきます。ただ、慣れれば全く問題ないことですが、最初慣れるまではいったん車から降りて自分の思った停止位置と実際の誤差を確認するとより誤差が縮まります。
停止線で止める場合は正面ばかり見ているとわかりずらいので少し斜め下を見てみると路上の停止線が見えると思います。
その停止線とボンネット先端を頭の中で3D的に組み立てるともう少しかな。。とかわかってくると思います。
合宿免許での教習ではまず、減点されない様に、遠からず近からずの適当な位置で車を止められるようにしましょう。
合宿期間が決まっているのでのんびりできませんから、覚えるときにしっかりとコツを覚えてしまいましょう。
停止線への止まり方について
停止線に合わせて停止する場合には、停止線の手前50cmから1mほどで止まるのが理想的だといわれています。
停止線をオーバーしてしまうのは絶対にいけませんし、かと言って停止線の3mや4mも前で停止してもいけません。
歩行者として街中を歩いていても、ドライバーとして車を運転するようになっても、停止線からのオーバーや停止線よりも前過ぎるところでの停止というのは結構目にするものです。
そのため、大したことないと思いがちですが、これは絶対に避けておきましょう。
自分の身を守るためにも、同乗者の安全を守るためにも、他のドライバーとの事故を防ぐためにも必要なことなのです。
基本的に車の運転において、「これくらいいいだろう」というものはないと思っておきましょう。
あと、停止する際にはブレーキを優しくかけるようにしましょう。
急ブレーキというほどではないにしても、カックンとなってしまうタイプのブレーキもあまり好ましくはありません。
合宿免許の検定では停止線から概ね2メートル以上手前で停止してしまうと減点対象となります。