交差点の通行においては、「交差点とその付近の交通に対する気配りができる事。そして安全な速度と安全な方法で通行できる事」を教習目標としています。
技能講習第1段階の16章、17章、18章で交差点の通行を学びました。それだけ交差点を通過する事、右折する事、左折することはとても大事な車の運転技術だということです。
慣れてくると気にしなくなりますが、大事故の要素をふんだんに含んだ危険個所であることは間違いありませんのでしっかりと合宿教習において学習する必要があります。
交差点の直進について
交差点の通行は、路上においても非常に重要なポイントになってきます。実際に車を運転するようになれば、交差点というのはいくらでも通行することになります。
油断することなく、しっかりと確実に進めていきましょう。交差点の直進においては、交差点確認からスタートし、対向車の動きや歩行者の動き、信号にも注意しながら慎重に進めていきます。
特に、信号はしっかりと見ておきましょう。交差点で直進する場合には、もし信号が黄色に変わったら止まるつもりでアクセルは少し緩めておきましょう。
もちろん、左右の確認も忘れないようにしておきます。交差点における信号というのはいつも以上に慎重に確認していきたいですし、少し神経質すぎるくらいでもいいでしょう。
信号の変わり目で「えい!行っちゃえ!!」とアクセルを踏み込んで加速して交差点を通過するクルマがありますが、速度が上がった分接触など事故が起きたときに被害が大きくなります。速度を上げなくても交差点を通過できるよう判断する事が求められます。
交差点の右折と左折について
交差点を右折する際には、まず合図を出し、ミラーと目視で安全確認をします。問題ないようであればそのまま進路変更をし、中央線から50cm以内に寄せておきます。
交差点から30mほど手前までには道路の中央に寄せておき、交差点の中心から2m以内のところを左の前輪が通過するように進めていきます。合図は曲がり終えるまでずっと出し続けておきましょう。
交差点を左折する場合には、ウインカーでの合図からミラーでの後方確認そして目視での安全確認までは右折するときと同じです。しかし次の進路変更から動作が違ってきます。
まず左端からおおむね1m以内に車両を寄せ、交差点から30mほど手前までには道路の左端に寄せておきます。道路の側端から1m以内のところを左の後輪が通過するように進めていきます。
もちろん、合図は曲がり終えるまでずっと出し続けておきます。交差点を右折する場合も左折する場合も、これらに加えて交差点確認や対向車の動き、歩行者の動き、信号の変化といったものまでチェックしていく必要があります。
交差点というのは、後ろにも前にも車がいますし、対向車も走ってきます。歩行者の方もいますし、それぞれに信号がありますので、非常に情報量の多い場所となっています。
そのため、どうしても焦ってしまう部分というのは出てくるかと思います。ただ、焦っても車の運転でいいことはありませんので、情報を受け入れられるだけの視野とそこからの冷静な判断力というものを身につけていきましょう。
難しく感じるかもしれませんが、結局は慣れです。交差点における右折のポイントはしっかりと右側に寄せることです。よく右折の車が車線の真ん中に止まっていることがあります。もっと右側に寄れば後続車が通過できるのに。。。そんな場面がよくあります。
あなたはこんなふうにならない様にしてくださいね。あくまでも周りの交通の邪魔にならないことは車の運転の基本です。